2025/08/13
はじめに
最近、「食事がつらい」「食べることが怖い」と感じていませんか?
摂食障害は、心と体の両方に影響を与える心の病気です。
見た目や体重だけの問題ではなく、その背景には強い不安やストレス、自己評価の低下など、心の深い部分が関わっています。
この記事では、摂食障害の基本的な症状と、回復への第一歩についてお伝えします。
一人で抱え込まず、理解とサポートを得ながら歩んでいきましょう。
摂食障害とは
摂食障害は、「食べること」に関する行動や考え方が大きく乱れ、健康や生活に支障をきたす状態です。
主なタイプには以下があります。
神経性やせ症(拒食症):極端に食事を制限し、体重が大きく減少する
神経性過食症:短時間で大量に食べ、その後に嘔吐や下剤の使用などで体重をコントロールしようとする
過食症(過食性障害):嘔吐や過度な運動を伴わない過食が繰り返される
これらは単なる「食べ過ぎ」「食べなさすぎ」ではなく、心のバランスが崩れているサインでもあります。
主な症状
摂食障害の症状は、心と体の両方に現れます。
心の症状
*体型や体重に強いこだわりがある
*食事やカロリー計算にとらわれる
*自分を責める気持ちが強くなる
*気分の落ち込み、不安、イライラ
体の症状
*急激な体重減少や増加
*生理の停止
*めまい、冷え、疲労感
*胃痛や便秘
こうした症状がある場合、早めの対応が大切です。
回復への第一歩
回復のために大切なのは、「一人で抱え込まないこと」です。
信頼できる人に話す
家族や友人、カウンセラーなど、安心して話せる人に気持ちを打ち明けましょう。
専門家に相談する
摂食障害は心と体の両方に関わるため、医療機関やカウンセリングの併用が効果的です。
小さな目標から始める
「1日1回は温かい食事をとる」「体を責める言葉を減らす」など、達成しやすい行動から始めましょう。
よくあるQ&A
Q1. 摂食障害は自然に治りますか?
A. 一時的に症状が軽くなることもありますが、根本的な原因を解消しないと再発する可能性が高いです。早めの相談と継続的なサポートが回復の近道です。
Q2. 家族や友人に知られずに相談できますか?
A. はい、個人情報や相談内容は守られます。オンラインカウンセリングの場合も、プライバシーはしっかりと保護されます。
Q3. 摂食障害かどうか、自分ではわかりません。
A. はっきりと診断が出ていなくても大丈夫です。「もしかして…」と思った時点で相談してOKです。早めの行動が心と体を守ります。
Q4. カウンセリングでは何を話せばいいですか?
A. うまく言葉にできなくても構いません。「食事がつらい」「体のことが気になる」など、感じていることをそのままお話しください。
Q5. 治るまでにどのくらい時間がかかりますか?
A. 個人差がありますが、回復は少しずつ進むことが多いです。焦らず、あなたのペースで一緒に取り組んでいきます。
最後に
摂食障害は、回復まで時間がかかることもあります。
しかし、少しずつでも前に進むことで、必ず心と体は変わっていきます。
あなたは一人ではありません。
もし今、つらさや不安を抱えているなら、どうか安心できる場所で、あなたの気持ちを話してみてください。
Amazing Graceでは、オンラインでも安心してご相談いただけます。
心の荷物を一緒に整理し、回復への一歩を踏み出しましょう。